テラヘルツ波とは?
テラヘルツ波とは、電磁波の一種で、赤外線とマイクロ波の間に位置する周波数帯の波を指します。 電磁波というと少し難しく感じるかもしれませんが、私たちの身の回りには、テレビやスマートフォン、電子レンジなど、さまざまな電磁波が存在しています。その中でもテラヘルツ波は、比較的エネルギーが穏やかで、物質を透過しやすい特性を持つことから、医療・検査・分析の分野で活用されてきました。
実際にテラヘルツ波は、空港のボディスキャナーや、医療分野での皮膚・組織の検査、素材の品質検査などにも利用されています。これらは、X線のように強い放射線を使わずに、内部構造を確認できるという安全性の高さが評価されているためです。
周波数帯としては、おおよそ0.1〜10テラヘルツ(THz)の範囲に位置し、可視光よりも低く、マイクロ波よりも高い領域になります。この周波数帯は、水分子や生体分子と相互作用しやすいという特性があり、これが健康分野で注目されている理由のひとつです。
よく比較されるものに「遠赤外線」がありますが、テラヘルツ波は遠赤外線よりもさらに短い波長を持ち、より微細な振動を物質に与えるとされています。遠赤外線が主に表面を温めるのに対し、テラヘルツ波は物質内部にまで働きかけやすいという違いがあり、この点が健康器具への応用につながっています。